今日は『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(原題: Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb)』をレビューしたいなと思います!
「映画はフィクションであり、現実には起こりえない」との解説がつく。
米ソが激しく対立する冷戦の最中、アメリカ空軍の反共の将軍ジャック・D・リッパーが指揮下にあるB-52爆撃機の部隊に対しソ連への核攻撃を勝手に命令してしまう。米政府や軍の首脳らはソ連大使も招いて直ちに対策を協議するが、爆撃命令を取り消すための暗号は当のリッパー将軍しか知らない。さらに、核攻撃により全自動で作動する「皆殺し装置」なる報復兵器をソ連側が用意していたことが判明する。それが作動すると、全世界に大量の放射性物質がばら撒かれ、人類を含む地球上の全生物が死滅してしまう。
ピクシブ百科事典 より
https://dic.pixiv.net/a/%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%AE%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%81%AA%E6%84%9B%E6%83%85
巨匠キューブリックの最後の白黒映画です。このほかにも『シャイニング』や『時計仕掛けのオレンジ』や『フルメタル・ジャケット』、『2001年宇宙の旅』などが有名です。
本作と『2001年宇宙の旅』と『時計仕掛けのオレンジ』はSF三部作と呼ばれていたりしますね。
本作の見所は
などが挙げられますね(笑)
”実行されたら味方等に何を言われても絶対に止めない、ただし、あらかじめ決められた一人しか知らない3文字のコードを伝えれば終了する”
というポリシーの作戦は本当に開始されたらこんな問題を引き起こすのかもしれないというのはとても面白かったです。
また、ソ連が攻撃された時に全自動で作動する「皆殺し装置」なる報復兵器を秘密にしていた間抜けさも痛烈って感じがして面白かったです(笑)折角の威嚇兵器なのに意味ないじゃんっていう感じですね(笑)
最後のまたがるシーンや、ヴェラ・リンの「We’ll Meet Again」とともにエンディングを迎えるのは今も色あせないおしゃれな表現だと思います。
いやぁ~かっこいい!
キューブリック色溢れる風刺映画でとてもお勧めです![:]