今回は2018年4月にレンタル開始になったこの作品をレビューしていこうかと思います!
先に言っておきますがこの映画、見るべし!!です!!
エリザベス・スローンは政治ロビイストの世界で畏敬の念を持たれるほど有能なロビイストである。彼女はどんな依頼も成功に導いてきた。そんな彼女はある依頼をきっかけにライフル業界と対立することになる。圧倒的な資金力を持つ難敵との戦いの中で、スローンはあらゆる犠牲を払って突き進み激しい反撃を受ける事になるが−−−。
Wikipedia より
ロビイストとは
ロビー活動(ロビーかつどう、lobbying)とは、特定の主張を有する個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動である。ロビイング、ロビーイングともいう。議会の議員、政府の構成員、公務員などが対象となる。ロビー活動を行う私的人物・集団はロビイスト(lobbyist)と称される。また、政府と民間企業の出入りを繰り返すことを回転ドア(revolving door)と呼ぶ。
Wikipedia より
要するに政治戦略のプロ
『きっと、うまくいく』のように過去と現在を行き来しながら話が進んでいきましたね。
最終的にすべての伏線が回収されるのは鳥肌が立ちました。
ロビイストという職業が焦点になる作品は珍しいですね。
鑑賞後の感想だとマイケル・ウェザリー主演の『BULL / ブル 法廷を操る男』に似てるなあと思いました(笑)
日本人の多くに共通することだと思うのですが、法律が作られることに深く関心を示さないと思うんですよね。
たとえ自分の生活に直結しそうな法律でも、流れに身を任せたり、勝手に成立してくださいという無関心な態度をとることが多いと思います。
あとは国会議事堂等に表れるデモの団体を観てお~やってるやってるという感じで、法を決めるのは政府の人間であり、私たちは立ち入る必要はないと思っているはずですが、アメリカ人は本作を観るとわかる通り、国民が政治に関心を持っていて、それによって議員も議席存続につながるように行動していくわけですね。
また、ロビイストのような私的な団体がある企業等の有益になるように政府を動かしていくとかって日本人の感覚からすると”ありえない”と思うはずですが、アメリカではロビイスト同士の討論が報道されたりと、受け入れられた存在であることがわかります。
本作はそのアメリカ人と日本人の政治に対する文化の違いを非常に楽しめると思います!
あと討論のレベルが高いなぁと思いました(笑)
どうしてアメリカの銃規制は未だ行われないかを雑に言うと、憲法に書かれているからです。しかも2番目に。
合衆国憲法修正第2条
合衆国憲法制定(1787年)から4年後の1791年に追加された条項。「規律ある民兵は自由な国家の安全保障にとって必要であるから、国民が武器を保持する権利は侵してはならない」と記された。 https://kotobank.jp/word/%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E4%BF%AE%E6%AD%A3%E7%AC%AC2%E6%9D%A1-883016
インター・ステラ―にも出演していたジェシカ・チャスティンさん。
かっこよかったですね~!
彼女はかなりの切れ者で、ロビイストであるプロ意識が半端なかったです。
作中の会話のレベルの高かったし、台詞も名言ばかりでしたね。
切り札は相手が出してから出すこと
ロビイストは常に予測すること
キングスマンのマーリンを演じたマーク・ストロングもかっこよかった。
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