今日は有名なインド映画、『きっと、うまくいく』をレビューします!
大学時代親友同士だったファランとラージューは、ある日同窓のチャトルから母校に呼び出される。チャトルは二人に、ランチョーというかつての学友の消息がつかめたことを話し、探しに行こうと持ちかけるのだった。
10年前、インド屈指の難関工科大学ICE(Imperial College of Engineering)。それぞれに家庭の期待を受けて入学してきたファランとラージュー、そして自由奔放な天才ランチョーの三人は寮でルームメイトとなる。何をするにも一緒の3人はしばしばバカ騒ぎをやらかし、学長や秀才だったチャトル等から”3 idiots”(三バカ)と呼ばれ目の敵にされていた。
物語は10年前の大学におけるエピソードと現代のランチョーを探す3人の旅を織り交ぜながら、やがてファラン達も知らなかった彼の秘密に迫っていく。
Wikipedia より
この動画を見てもらえばわかると思いますが大学生活を主軸に話が進んでいくので大学生にお勧めです!!
インド映画のイメージって”歌が多い”しかなかったのですが、本作や『バーフ・バリ』や『P.K』を鑑賞し終えてそのイメージは変わりました。
歌が多いというのは確かなのですが、それは物語を進行する上で必要だったり、登場人物の感情を表現するための手法でした。
さらに本作はインド一番の理系大学の学生たちが主人公ですが、論理的な部分と感情的な部分のバランスが絶妙でした。
やっぱり世界で大絶賛されるだけのことはあるな~、と(笑)
話の作り方も面白くて、ストーリーの序盤、大学時代親友同士だったファランとラージューは、ある日同窓のチャトルから母校に呼び出され、チャトルは二人に、ランチョーというかつての学友の消息がつかめたことを話し、探しに行こうと持ちかけます。
その後10年前の話になって、ランチョ―は一体どういう人物なのかが焦点になって話が始まり、10年前と現在を行き来しながら進んでいきます。
彼が主人公のランチョ―で、観るとわかるのですが非常に考え方が独特で面白いです。
加えて発想の天才で、その場のもので何でも作ってしまう”マクガイバー”みたいな人物でもあります。
彼に関することは物語中にたくさんヒントが隠されていて、それが終盤一気につながるのは非常によくできたストーリー構成でした。
インドには自殺、貧困などの社会問題があるみたいで、それも本作で取り扱っていました。
日本にも似たような問題があるので共感しやすかったです。
[:]