やっぱり映画で使われる前と後だとその曲に対する思いって違いますね!
映画中で使われる楽曲というのは、登場人物などの思いが乗っているわけですから、その曲をまた聞くとその場面が思い浮かんで同じ感動を追体験できるという良さがあります。
今回は、曲そのもののレビューというよりも、その使われた場面に重きを置いて書いていこうかと思います。
やっぱりこの曲は外せないです(笑)
凄くキャッチ―ですし、この映画は”ミュージカルである”とうまく表現できていい使い方をした曲がと思います。
それに映像の感じがちょっと古臭いのも最高。レビューでも書きましたが古き良きを賛歌する映画な気もしますね。
序盤がすごく寂しい感じで、ああ~悲しいなぁと観客に思わせ、そのあとLA LA LANDのテーマ曲でもあるAnother Day of Sunのフレーズ等が流れます。
映像も昔のミュージカル映画をオマージュしたものでいいですね。
この作品の最後を締めくくるにふさわしい“夢のような”音楽でした。
この作品のクレジットで流れたこの曲。
シンプルにいい曲だなと思ってチョイスしました。
Another Day of Sunで始まってAnother Day of Sunで終わるってのはいいですね。
LA LA LANDと同じ監督の作品です。
この作品の最後は、主人公がドラムで無理やり楽団にCaravanという曲を演奏させます。
物凄く意地悪で怖い坊主の先生によって主人公はひどい目に遭わされるんですが、このCaravanによって先生の楽団を乗っ取って復讐するんですよね。
しかし、曲が進むと主人公自身にも変化が見られ、最終的にはソロで神がかったドラム演奏を見せます。先生もそれに魅せられて、先生の指揮と、主人公の演奏で最高のクライマックスを迎えます。
私はこの映画がものすごく好きなので、ラストシーンが思い浮かぶこの曲をチョイスしました。
1940年に公開された初のステレオ映画「ファンタジア」。
戦前でこんなレベルの高いアニメ映画と表現をするのかと驚かされました。
この曲が使われるシーンが骸骨とかチェルナボーグと呼ばれる死神が出てくるんですよ。
それと個人的に”死の舞踏”という曲が大好きでして、その死生観とか表現が超合ってるなと思い、禿山の一夜をチョイスしました。
この曲はこの作品のラストで使われます。
主人公はがんで幼いころに死んでしまった母親から死の間際にプレゼントをもらいました。
しかし、主人公は20年ほどこのプレゼントを開けることができなかったんですよ…
けれどもこの作品の途中で母親の幻影を見て開ける気になったわけですね。
中に入っていたのは母親が選曲して一つにまとめたカセットでした。
それでめっちゃいいなぁと思ったのが、カセットの一曲目がAin’t No Mountain High Enoughだったところですね。
歌詞が以下です(抜粋)
http://orangejuice-music.blog.so-net.ne.jp/2007-10-07
自分が死んだ後に息子が聞くことを想定して、おそらく選曲をしていますから、そのことを踏まえてこの曲を聴くと非常に感動しますね。
https://ameblo.jp/ue-juku/entry-12281020252.html
同じくガーディアンズ・オブ・ギャラクシーから。
この曲は、主人公の父親と母親が好きな曲で、やはり親子と言いますか、主人公自身もこの曲が非常に好きでした。
ネタバレになりますが、主人公の父親が母親を殺していまして、この作品のメインヴィランでした。
いいなぁと思ったのが、主人公と父親でこの曲の解釈が違うっぽいなぁというところですね。
どういうことかというと、この曲は船乗りと港町にいた女性が恋に落ちるが、結局船乗りは海を選んで去ってしまう歌なんです。主人公の父親はこの曲を引用して、母親を殺して去ってしまったのは仕方がないことであると言い訳に使うのですが、主人公は終盤に別の道を選んだということですね。
今回はここまで。
他にも紹介したい曲はあるので今度書きます。