こんにちは!
今日はこの映画をレビューします!
【作り込みが凄い】『クレヨンしんちゃん 電撃! ブタのヒヅメ大作戦』【感想&レビュー】
ストーリー
オラ、のはらしんのすけ5才。またまた地球の大ピンチだゾ!! 時は現代。世界征服をもくろむ秘密組織“ブタのヒヅメ”は、電子工学の天才・大袋博士とその助手アンジェラ小梅をだまし、恐ろしいコンピュータウィルスを作り出した。それを知った正義の秘密組織“SML”の一員、コードネーム〈お色気〉は、機械を動かすために必要なパスワードが入っているトランクを盗み、お台場の海に逃げ込んだ。彼女が救いを求めて転がり込んだ屋形船では、なぜかふたば幼稚園の先生としんのすけたち園児が、大宴会中だった!? 巨大飛行船を舞台に、“SML”の一員’お色気’と春日部防衛隊のみんなも地球の平和を守るために大活躍だゾ! 父ちゃん、母ちゃんもひまわりを連れてオラたち救出のために立ち上がった!よ~し、おバカ・パワー全開だぁ!! (C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 1998
感想&レビュー
クレヨンしんちゃんだからと侮るなかれ
アニメ映画でしょ?
と思うのは仕方ありません。しかし、アニメだからこそ実写化不可能な乗り物や兵器、登場人物の動きやロケの必要がないので好かなところを舞台にできることをお忘れなく。
登場人物が魅力的
マウス
秘密結社「ブタのヒヅメ」のリーダー。スキンヘッドに眼鏡という風貌の男で、悪の巨大組織の親玉にしては地味な服装をしている。
Wikipedia より
マウスという世界をサイバーテロによって支配しようとたくらむ敵のボスです。
見た通り、スティーブ・ジョブズがモデルです(笑)
お色気
「お色気」はコードネームで本名不明。薄い生地のボディスーツのみという格好をしたSMLの女性エージェント。物語序盤でブタのヒヅメ本部から秘密兵器を起動させるパスワードの入ったディスクを盗み出し、幼稚園の面々が乗っていた屋形船に逃げてきた。だがその後、彼女のあとを追ってきたブタのヒヅメの飛空挺に屋形船ごと捕縛され、逃げ遅れたしんのすけ達と共に捕まってしまう。
Wikipedia より
筋肉
「筋肉」はコードネームで本名不明。SMLのエージェント。筋骨隆々の大柄な男性。ひろしとみさえの下にやってきてしんのすけに関する情報を聞き出そうとしたことをきっかけにひろしとみさえの策に溺れながらも、ひろし達と行動を共にすることになる。
Wikipedia より
大袋博士とアンジェラ青梅
大袋博士は東京大学、マサチューセッツ工科大学、ニューヨーク工科大学卒の電子学の権威である老人。コンピューターウイルス「ぶりぶりざえもん」の開発者であり、春日部に住んでいた頃、みさえが窓から投げ捨てたしんのすけの落書きを見て「ぶりぶりざえもん」のプログラムを考案。その後は助手のアンジェラ青梅と共に「ブタのヒヅメ」に捕まっていたが、実際は自身の研究を達成させるという私欲から「ブタのヒヅメ」に自ら協力していた。スリッパこそ人類最大の発明品であると考えており、どこへ行くにもスリッパを履いていく。お尻フェチで、女性の身体にはお尻以外に興味が無い。
アンジェラ青梅は大袋博士の助手。中年のオネエで、12歳でオネエに目覚めたという。顔の輪郭がしんのすけとよく似ており、劇中本人もそのことに言及している。
Wikipedia より
他には敵の幹部が3人いて、それぞれ銃、ナイフ、格闘のスペシャリストも強かったですね。
敵の一人を山寺宏一さんが演じているのもかっこいいです。
ギャグとアクション
定番のおかまキャラ等のギャグもしっかりと抑えている本作。
あと敵がガチ。
銃やナイフや暴力描写が激しく、結構マジで殺しに来ています。
本気でサイバーテロを仕掛けようとする辺り、『ダイ・ハード4.0』に似ているかもしれません。
あとはラストのくだりが….
感動しました泣
作画が凄い
銃撃戦や格闘などはリアリティが追及されており、迫真のアクションシーンが展開するのが特徴。登場する銃器は全て実在のもので、作画用の設定書には射撃時のマズルフラッシュの出方や装弾数まで細かく考証され描き込まれている。肉弾戦については『ポリス・ストーリー3』(1992年)などのアクション映画を参考にしており、原は本作についてパンフレットのインタビューで「炎の友情をテーマにした、ちょっと古くて懐かしい冒険アクション映画を目指しました」とコメントしている。
Wikipedia より
上記インタビューからもわかる通り、本作は白兵戦と、使われる武器がかなりリアルに描かれていまして、作画もよく見ると、発砲する際の銃の動きが実写と変わらないくらいちゃんと描かれていてすごいです。
いやあ凄い!!
この人体をうまくデフォルメしてクレヨンしんちゃんの作風にうまく落とし込む技術!
ちゃんと骨格とかを理解していないとパースとかが崩れちゃうんですけどそれが無いのは本当にすごい。さながらナルトの岸本先生みたいですね。
登場する火器は以下です。
- FAMAS F1 – 筋肉が使用するアサルトライフル。
- デザートイーグル – 筋肉が使用する自動拳銃。
- H&K MP5KA2 – ブタのヒヅメ団一般兵士のメインウェポンである短機関銃。お色気が奪って使ったのもこれである。
- ベレッタM92FS – ブタのヒヅメ団一般兵士のサイドアーム(予備武装)。
- コルト・ガバメント – バレルが2丁持っている自動拳銃。
テーマが良かった
公開が1998年で、アップルが初期のiMacを出した頃ですね。
この情報化社会初期の当時、サイバーテロをテーマに選ぶセンスの良さ!
最近だとつかわれ古したテーマですが、やはり当時、しかも日本のアニメ映画ですよ??
すごくないですか?
更に先ほども言った通り火器や白兵戦の力の入れようは素晴らしい。
終盤にもなると仮想世界。つまりVRも出てきますからね。
あとAIを使ってサイバーテロを起こそうとする辺りも先進的ですね。
超おすすめです!私的にはハリウッドで実写化をぜひ(笑)
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