こんにちは!
今回は1/29(金)に配信されたワンダヴィジョン第四話について注目したいポイントや考察、さらには今後の予想を書いていきます。
本記事では初鑑賞時に気になったことやイースターエッグを簡潔に書いて、最後総評を書いていきます。
ネタバレ注意です
第三話についてのレビューはこちら!
ワンダヴィジョン各話レビューはこちら!
原作&その他
ワンダヴィジョンの原作は、『ヴィジョン1』と『ヴィジョン2』です。この原作は非常に高く評価され、数々の賞も受賞されているそうです。
私はお恥ずかしながらまだ読んでなかったのでこれを機会に購入しました。読んでみましたがおんもしろい!文学ですよこれは!
他には2021/1/21発売の『MARVEL大全』というこれを読めばマーベル・コミックのことがかなり分かる本を購入しました。休みの日など少しずつ読み勧めたいと思います。
ページ数は256で短いかと思いきや、大型本なので小学館の昆虫図鑑を想像してもらえるといいかと思います。なので情報量は今までの書籍と比べても段違いかと思います。発売も2021年ですしね笑
それと第四話を見た方!やっぱり『キャプテン・マーベル』見たくなりますよねーーー!!!!
第四話『番組を中断します』
エンドゲーム
第四話の始まりは謎の言葉から始まります
モニカがいる 私は大丈夫 おばあちゃんたちと待つよ 宇宙船を作ればいい 誰よりも強い子を授かった おチビ中尉
上のセリフは『キャプテン・マーベル』での劇中でのセリフ?ですかね?
モニカ・ランボーを筆頭に、サノスの”指パッチン”で死んだ人々が続々と戻ってきます
そして五年前モニカが消えたときから二年後に母マリアの癌が再発して亡くなったことを聞かされます。
マリア・ランボー とモニカ・ランボー
母マリア・ランボー と娘モニカ・ランボーのことを皆様覚えているでしょうか?そうです。彼女たちは『キャプテン・マーベル』に出てきたキャロル・ダンバースの友人とその娘です!
・マリア・フォトン・ランボーがこちら
・モニカ・ランボーはこちら
『キャプテン・マーベル』は95年の世界が舞台なので、今では大人であることにも納得ですね。しかし残念なことに母マリアは癌で亡くなってしまったのですね…『キャプテン・マーベル2』とかのラストでキャロルがマリアのことを看取るなどあるといいですね!
エンドゲームから三週間後
マリアとヘイワード長官の会話からワンダヴィジョンはエンドゲームから三週間後であることがわかりますね。
そして『スパイダーマン・ファー・フロム・ホーム』のピーターとフューリーの会話から、キャプテン・マーベルは忙しくて地球に来られないそうなので、本作で地球規模の何かがおきても助けこられなそうですね笑
S.W.O.R.D (Sentient World Observation and Response Department)
第一話レビューから述べていたS.W.O.R.D (Sentient World Observation and Response Department) / 日本語訳:知覚兵器観察対応局がついにMCUに登場です!
創設者はマリア・ランボー!彼女すごいですね。
ってことはSHIELDが戦後すぐ創設なので、SWORDとSHIELD約50年創設の時期に差があるんですね。ちなみにアメリカは簡単に言えばCIAは国外への諜報機関、NSAは国内への諜報機関、他にも軍隊は海軍、海兵隊、陸軍、沿岸警備隊、空軍、宇宙軍と別れているように、管轄に合わせて組織を細かく分けていくのでSWORDとSHIELDが同時期に存在していてもおかしくないです
SWORDのトップはヘイワード長官です。会話の流れから前任がマリアっぽいですね。なので二代目SWORD長官となります。
任務は”観察と対応”よ
“武器製造”じゃない
モニカの含みのある”武器製造”とは、SHIELDがヘリキャリアを作るようなこともしていたことから、”対になるSHIELDとは違う組織”という意味のことでしょう。
しかしSWORDは
昔は”観察と対応”でしたが
今はおそらくSHIELDが機能していないので”観察と対応”&”武器製造”をしているようなので、実質SHIELDのやっていたことも引き継いでいる機関と考えられます
そしてSWORDの”知覚”とは文字通り目に見える脅威のことでしょう。じゃあ”目に見えない脅威”はどうするか。これは前にも触れたとおりドクターストレンジ達が対処するのでしょう。もしくはまだ未登場の組織があるとか…?
モニカの決めた手順
モニカは消えてしまった娘を含むSWORDのエージェント達が戻ってきたときの手順を遺していました。
その一つとしてしばらくは宇宙任務は禁止でしばらくは地上任務のみがあります。これはおそらく戻ってきたときの環境への適応期間のためでしょう。今回だと5年は経っているので必要な期間と考えられます。
本作では現場復帰の初任務として存在の消えた町の観察へと向かわされます…
FBIのジェームズ・E・ウー
モニカがウェスト・ビューへやってくるとそこにいたのはなんとウーさん!
『アントマン2』以来の登場です。第四話では我々の気になることをズバズバ言ってくれて着眼点がアメコミを知り尽くしてる感じがあってよかったですね笑
ちなみにウーさんの子供の頃のヒーローであるエリオット・ネス捜査官は、あの有名なアル・カポネの逮捕で有名ですね。
消えたウェストビュー
ワンダ達の暮らす?町はニュージャージー州の人工3892人のウェストビューというところにあります。
このウェストビューという名前にも考察ポイントがあります。ワンダの出身はソコヴィアで、おそらく東欧です。冷戦時は西側のアメリカと東側のソ連側だったのでソコヴィアが東側なのを踏まえるとウェストビューはかなりひねりの効いた名前ですね。
ウーさんが何故やってきたのかというと、この町(ウェスト・ビュー)に住んでた証人が逃げた(本当は記憶改変で町にいる?)からみたいです。
この町について奇妙なことがいくつかあります。それは
- 多くの人が町の存在を忘れている。さらに目の前にウェスト・ビューの看板があっても知覚しない。
- 町を忘れた人々は、その町に関することは別の記憶で補完される。例としてウェスト・ビュー出身の警官たちはイースト・ビュー出身だと思いこんでいる。
- 町を忘れる条件が不明。町に関連することを全ての人が忘れるならなぜウーさんは平気?さらにモニカをはじめ、なぜウェスト・ビューを認識できる?
- 町の雰囲気が来るなと言っている←ウーさんの主観?
- 町を覆うエネルギー場の形が六角形。他にも作中には六角形が数多く登場。←AIM?
- 町には割と簡単に入れること。なぜもっと頑丈なエネルギー場にしない?
続々と判明する答え
ワンダヴィジョンは全九話なので第四話でほぼ折返しとなります。そして第一話ら第三話までで出てきた謎がいくつか明らかになりました。
- ジェラルディンの正体はSWORDエージェントモニカ・ランボー
- 第一話のラストで出てきた人物の正体はドクター・ルイス
- 第二話に出てきたラジコンは予想通りSWORDが内部を調査するために送り込んだもの
- 第二話に出てきたラジオはウーさんからワンダに向けての通信
- 第二話に出てきた養蜂家は防護服に身を包んだSWORDエージェントで下水道から潜入してきた。彼がどうなったかは謎
*重要*天文物理学者のドクター・ダーシー・ルイス
今回の騒動に呼ばれた科学者の一人である天文物理学ドクター・ダーシー・ルイス!!!!なかなか気づきにくいですが実は彼女は『マイティ・ソー』に出てきたエリック・セルヴィグの助手です!
政治科学専攻の大学生で、ジェーンの親友。単位取得の為にジェーンの研究に助手として協力している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%BC_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
第四話ではブラウン管テレビを思いつくなど超活躍していましたね!今後もっともっと出てきてほしい。彼女の再登場は『マイティ・ソー・ラブアンドサンダー』にも出てくる伏線ですかね??
CMBR:宇宙マイクロ波背景放射
ウェストビューから大量のCMBR(Cosmic Microwave Background Radiation)が出ているようです。
宇宙が誕生して何十万年か経ったときから出ているマイクロ波みたいです。作中だとビックバンからの残存放射と述べられていました。じゃあなぜこのマイクロ波がウェストビューから?考えられることとしたら
- ワンダ達が本当に宇宙を誕生させている。またはそれに近い神業を行っている
- 上記以外の方法で何かしら宇宙に関連することをやっている
ですかねぇ?
クアンティコに返すぞ
ヘイワード長官からウーさんに”クアンティコに返すぞ”と言ってますが、これは、FBI本部がクアンティコにあるからです
指パッチン以外の死
彼ってたしか死んだでしょ
指パッチンで消されたわけじゃない
というセルフからもわかるように、トニー・スターク、ヴィジョン、ブラックウィドウ、ガモーラなどは指パッチンで死んだわけではないので生き返るのはおかしいということですね。
ホワイトボードに書かれていた情報
第四話のホワイトボードには重要そうな情報が結構書かれていました。〇〇と書かれているのは映像から判別できなかった文字です。
- わたしたちが知らないこと(WHAT WE DON’T KNOW)
- なぜ六角形なのか(WHY HEXAGONAL SHAPE?)
- なぜシットコム?(WHY SITCOMS?)
- 同じ時空?宇宙?(SAME TIME & SPACE?)
- ヴィジョンは生きてる?(IS VISION ALIVE?)
- 失敗した試み(FAILED ATTEMPTS AT ○○)
- 電話をかけること(PHONE ○○)
- デジタルによる接触(DIGITAL)
- ドローンによる接触(DRONES)
- そうでないこと(IF IT’S NOT)
- 背後にあるもの?(WHAT IS BEHIND THIS?)
- スクラル人?(SKRULLS?)
実在する人々
ワンダヴィジョンのシットコムに登場する人々は、ウェストビューにもともと住んでいた人達でした。シットコムでの役名と本名をリスト化します
- ハート夫妻 – デイヴィス夫妻
- ノーム – タンドン
- ジョーンズ – ハロルド・コプター
- べヴァリー – イザベル・マツエダ
- ハーブ – ジョン・コリンズ
10年ごとのシットコム
第一話&第二話から言われていましたが、ワンダヴィジョンは50年代、60年代、70年代のシットコムのパロディをやっていることが作中でも言われましたね。
赤い染色の謎
SWORDからして見ても、ワンダヴィジョンの白黒シットコムに出てきた赤いヘリコプターなどは謎のようですね。ワンダとヴィジョンのイメージカラーだから?ですかね?
*重要*変化はリアリティ・ストーン?
SWORDのエージェントがウェスト・ビューへ侵入する際に、エネルギー場をくぐり抜けた部位から順に防護服から養蜂家へと変化していきました。
さらに、モニカがウェスト・ビューへ侵入したときは現代的な服装でしたが、ワンダによって追い出された際はシットコムでの服装のままでした。
つまり服装や形状の変化は不可逆的。ウェスト・ビューから外の世界へ戻った際も変化は持続するということになります。
このことを”ワンダの魔法”のせいで片付けるのは早急かと思います。なぜならMCUのワンダは物の形を変える能力は今の所無いからです。ただし、コミックだと現実改変能力はあります。
第一話&第二話レビューの時点から本作はインフィニティ・ストーンの復活やそれに変わる何かも描かれると考えているので、一連の改変はリアリティ・ストーン+何かだと考えています。リアリティ・ストーンだけではないのはインフィニティ・ウォーからもわかるようにリアリティ・ストーンの改変は長くは続かないからです。もちろんモニカが現実に戻ってきて数時間したら服装がもとに戻るとかはありそうですけれど…
ヴィジョンの死の幻影
ワンダがモニカを追い出した後、ヴィジョンがインフィニティ・ウォーで死んだときの幻を見てしまいます。
今夜は何を見る?
・・・
この場面非常に良かったですね。ヴィジョンのワンダへ対する不信感や不安が顔に出ていました。やはりヴィジョンと暮らしたいワンダVS人々を巻き添えにする幸せは望まないヴィジョンという構図になるんでしょうか…
エンディングは『Voodoo Child』
第四話のエンディングはジミー・ヘンドリックスさんの『Voodoo Child』でした!
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有人でなくロボットやAIによる任務が主流だ
知覚武器も使う