こんにちは!
今回は02/05(金)に配信されたワンダヴィジョン第五話について注目したいポイントや考察、さらには今後の予想を書いていきます。
本記事では初鑑賞時に気になったことやイースターエッグを簡潔に書いて、最後総評を書いていきます。
ネタバレ注意です
第四話についてのレビューはこちら!
ワンダヴィジョン各話レビューはこちら!
原作&その他
ワンダヴィジョンの原作は、『ヴィジョン1』と『ヴィジョン2』です。この原作は非常に高く評価され、数々の賞も受賞されているそうです。
今回このコミックが原作なんだな~と思うシーンがいくつかあったので紹介します!
他には2021/1/21発売の『MARVEL大全』というこれを読めばマーベル・コミックのことがかなり分かる本を購入しました。休みの日など少しずつ読み勧めたいと思います。
ページ数は256で短いかと思いきや、大型本なので小学館の昆虫図鑑を想像してもらえるといいかと思います。なので情報量は今までの書籍と比べても段違いかと思います。発売も2021年ですしね笑
あとはやはりこれですかね!
第五話『問題エピソード』
パロディはファミリー・タイズ(Family Ties)
第五話は第一話から第三話のようなシットコムベースである一面と、第四話のような現実パートがまざった感じでしたね。第五話のシットコムパロディは『ファミリー・タイズ(FamilybTies)』というドラマでした
あらすじは以下です
キートン家のドタバタ劇を描いたシチュエーション・コメディ(シットコム)。このドラマはアメリカ合衆国における文化の端境期、すなわち1960年代・1970年代のリベラリズムから1980年代の保守主義への転換という社会現象を反映している[1]。
具体的には、元ヒッピーでリベラリストの両親と、共和党を熱烈に支持する長男アレックスという対比、すなわち「年長者より年少者の方が保守的」という一風変わった状況が、コメディの基調のひとつとなっている。 アレックス役を演じたマイケル・J・フォックスは、このシリーズでエミー賞のコメディー部門主演男優賞を1986年から3年連続受賞した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%BA
ドラマの主人公はあの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公で知られるマイケル・J・フォックスさんですね。
ワンダヴィジョンのオープニングがこのドラマのオープニングにそっくりで笑いましたwww
急成長する子供
第三話で生まれたトミーとビリーですが、なんと第五話では0歳、5歳?、10歳へと急成長してしまいます。タイミングとしては
- 泣き声に悩まされるワンダとヴィジョンのため
- ワンダとヴィジョンに犬を飼うのは10歳からだと言われたため
ここでやはりきになるのは双子は実在する人間なのかですね
ワンダがコントロールできていないので実在はしてそうですが、今回みたいに身体を急成長させることができるのは幻(ヴィジョン)だからですかね?
おせっかいなアグネスとリテイク
第五話では事あるごとにアグネスが登場します第一話からおせっかいでしたが今回は特に出てきますね。
ワンダたちとのやりとりで、台本通りであれば赤ん坊を抱くシーンになるはずが、ヴィジョンの意図しないミスにより抱けない流れになったため、ワンダに対して
と聞きます。第五話はこういうシットコムの”しらけ”がたくさんあって、めちゃくちゃ不気味なんですよね笑
ウェスト・ビューの他の住人達とは明らかに違うアグネスについては、本記事の”第五話を見終えて”で詳しく考察していきます。
ワンダミシェルにそっくりすぎ!
オープニングで各演者の幼い頃からの写真がでますが、ワンダ役の方がフルハウスのミシェルそっくりでうおおお!ってなりました笑
まあこれはミシェル役のオルセン双子姉妹の妹が、ワンダ役のエリザベス・オルセンですからね
*重要*モニカに宿るパワー
第四話のレビューで述べたとおり、モニカは将来フォトンという身体を光に変えられるヒーローになる可能性が大いにあります。これはコミックにおける設定から来てる考察なんですが、母親マリアのミドルネームが”フォトン”であることや、第五話のレントゲンが光に包まれていたことを踏まえると、スーパーパワーを持ったヒーローになることはほぼ確実ですね。
操られているときの気持ち
モニカがシットコムに出演中抵抗できなかったのかに対する疑問についてこう答えて言います
ある感情に押さえつけられた
溺れ死ぬような無力感に
深い悲しみに
おそらくワンダに押さえつけられていとき、モニカの中には母親をなくした気持ちを思い出していっぱいになっていたのでしょう。私が気になるのはこの負の感情は誰ルーツかですね。つまり
- ワンダは自分の負の感情を相手にぶつけて支配している
- ワンダは相手の負の感情を呼び起こして支配している
というわけです。
このあとの計算サービス社のノームとの場面でもわかるように、ノームは入院している父親のことでいっぱいでした。モニカも母親を亡くしたばかりなのを踏まえると、ワンダが人を操る条件は心に深い悲しみがある人物じゃないといけないのではないでしょうか?
*重要*SWORD本部襲撃の謎
第四話の冒頭がエンドゲームから3週後、つまり21日後で、第五話はそこから何日後か不明なんですが、ワンダがSWORD本部を襲撃したのは第五話から9日前なので、超大雑把ですがワンダがこの様になってしまったのはエンドゲームから2週間後ということになりますね。
この場面で引っかかったのは
- ヘイワード長官が少し突っ走り気味
- 平気として使われるのは嫌なので、ヴィジョンの遺言では死んだらそっとしておいてほしいのに、SWORD本部では死体の解剖?が行われていた。
- ②に付随するがヴィジョンが死んだのはインフィニティ・ウィーなので、約五年も解剖?が行われていた
- またも②に付随するが、ヘイワード長官的には解剖ではなく”保管”と述べている
- 監視カメラ映像は青系のモノクロなのに、ワンダの超能力(魔法)が赤く見える謎
この辺については本記事の”第五話を見終えて – アグネスの正体”で考察していきます。
犬のスパーキー
ワンダの息子達(実在するのか怪しい)が犬を拾ってきて、色々あってコンセントにいたずらしたときにスパーク(Spark)が出たことからスパーキー(Sparky)と名付けられました。
しかし残念なことにアグネス宅のツツジ(またもアグネスで怪しすぎる)を食べてしまったことで死んでしまいます。
ワンダヴィジョンの一応原作を全部読んだのですが、ドラマとの設定や登場キャラクターの共通点は今の所ほとんどないです
ですが!今回出てきたスパーキーはその原作にも出てきます!しかも原作でも死んでしまうのですが、そのあとヴィジョンの手によってシンセソイドという人造生物のボディに、死んでしまったスパーキーの脳データを移植して生き返るのです。シンセソイドになった後の見た目は上記にある緑の犬ですね笑
なので、ワンダヴィジョンでもこのスパーキーは生き返るのではないかと思います。どのような形になって生き返るのかはまだ不明ですが
車輪付き核シェルターの作成依頼
車輪付き核シェルターなら洗脳を受けずに町へ侵入できると考えたモニカは、このようなマシンを作ってくれそうな相手を知ってるそうで、その人に依頼しようとします。ただし、ダーシーに代案を出されてやめますが。
この作ってくれそうな相手はおそらくMCUに出てきたことがあるキャラクターのような気がしますね。個人的には技術力的にもワカンダのシュリですかね?
第六話で出てきてほしいです。
公開されている予告にもこのようなローバーが出てきているので機体ですね。
衣装は幻覚ではない
モニカがウェスト・ビューで来ていた衣装はやはり幻覚の産物ではなくて、元々着ていた防弾機能付き装備が、防弾機能はそのままに見た目が変わった、書き換えられたものだと今回判明しました。
これはやはり第四話で考察したインフィニティ・ストーン復活計画によるリアリティ・ストーンの効果によるものだと踏んでます。
“計算サービス社”のノーム達と操る条件
ワンダと距離をおくために”土曜日であるにも関わらず”会社に出勤したヴィジョン。
ノームと電子メールをチェックしていると、
SWORD 超極秘コミュニケ
本物である
ルイス博士がマキシモフ事変で発見
周辺に高レベルの放射線あり
住民への影響は不明
助言を求む
というメッセージがSWORDから来ます。このシーン社員全員で読んでいて着茶不気味でした。不審に思ったヴィジョンはノームの頭に手をかざすとノームは正気に戻り、現実の父親のことや、ワンダに操られていて苦しんでいることを伝えます。
土曜と月曜
朝は土曜日だったのに、ヴィジョンはあたかも月曜日であるかのように会社に行き、子どもたちに不審がられます。このシーンはワンダもこの世界をコントロールできなくなってきている伏線ですかね?
SWORD侵入
80年代に実際にあったラジコンを用いてSWORDが侵入してきます。自分は当時の技術を模倣すればいいのかと思ったんですが、実際に使われていたものじゃないと姿形が変えられてしまうのですね。
ここもワンダの魔法だけが映像を通して赤くみえましたね
SWORD VS ワンダ
SWORDの度重なる干渉に耐えられなくなったワンダはヘイワード長官とモニカに対し最後の警告を発します。さらに自分の力を誇示するかのように、隊員たちを操ってヘイワード長官に銃口を向けさせます。モニカは献身的だったのに悲しいシーンでしたね…
ラゴスの紙タオル
今回のCMはワンダのラゴスでの1件を暗示するものでした。そう、シビルウォーでの病院誤爆です。
そしてCMのキャッチフレーズは”好きで失敗したんじゃない”でした。まさにラゴスの出来事についてワンダが思っていることですね。
次のCMは何でしょうね?サノスにヴィジョンを殺されたときのことでしょうか?
死んだものは元に戻せない
スパーキーが死んでしまった際に、アグネスが生き返らせれるの?といったシーンがワンダに力を使わせようと誘導しているみたいで怪しいですね。
あとはワンダがスパーキーは死んでしまったから生き返らないと言うのが、ヴィジョンを重ねているようで悲しかったですね。
*重要*ヴィジョンとの対峙
キッチンでワンダへの不信感を告白するヴィジョン。操ることはできないぞとワンダに言うのですが、ワンダは強制的に第五話にエンディングを流します。このシーン本当メタ的で面白かったです。
このシーンで気になった点は
- ヴィジョンは前の暮らしも自分が誰かも思い出せない
- なぜ町に子供がいないのか
- ワンダ自身もこの事件がどう始まったのかわからない
①についてはSWORDでヴィジョンの身体を盗んだことを踏まえると、このドラマのヴィジョンは素体はヴィジョン本人だが、精神はヴィジョンが作り出したコピー?なんですかね?でも私的にはこのウェスト・ビューはあの世とつながっている説を推します笑。詳しくは第一話&第二話レビューで。
②については流石に操る人数が多いから難しい。つまり他の何万人もの住民はどこかで眠らされている?のでしょうか。また、個人的にはトラウマを抱えた人物をワンダは操りやすそうなので、幼い子供は難しいのかなと思います。
③は本作の核心にせまるめっちゃ重要なことだと思います。ワンダ自身も思い出せないのはやはり黒幕がいるということでしょう。この黒幕は私が第一話&第二話レビューで述べている通り、AIMだと思います。さらにアグネス=アガサ・ハークネスも加担していると考えています。詳しくは本記事後半で!
ピエトロの登場
なんと20世紀FOX版ピエトロ(クイックシルバー)が登場!!!!!!やばい!!!!やばすぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メタ的な背景をお話すると、ワンダとクイックシルバーの版権は20世紀FOXが持ってたんです。なので20世紀フォックスがディズニーに買収される前、ワンダとクイックシルバーをどうしてもMCUに登場させたかったディズニーは、ディズニーにはワンダを、20世紀フォックスにはクイックシルバーをメインとして出す契約したみたいです。なのでエイジ・オブ・ウルトロンでピエトロは死んでしまうんですねぇ
ですのでワンダヴィジョンでピエトロが復活したとしても、登場するのはディズニー版ピエトロだと思っていたんです。
ですが第一話&第二話レビューでも述べたように、X-MENの伏線(当初ファンサービスかと)
なのでFOX版ピエトロが今回出てきたのは
- マルチバースを今回導入した証
- 今まで作られてきたMCU以外の作品もMCU入りする可能性がある
ことが判明した非常に重要なイベントなのです!!もしかすると今後キャプテン・アメリカを演じられたクリス・エヴァンスが、ヒューマン・トーチとして戻ってくる可能性がありますねww
話を戻してクイックシルバーですが、やっぱり『X-MEN Future and Past』や『X-MEN DarkPhoenix』のスローモーションシーンですよね!こいつ最強だろと思わせる演出や、その時流れす『Sweet Dream』がたまらないです笑
ピエトロ登場の誤訳
ピエトロが登場したシーンにおいて、2021年2月7日ですと、ダーシーは日本語字幕、英語字幕、日本語吹き替えだと
別のピエトロ?
She recast Pietro?
前と顔が違うねピエトロ
となっています。問題なのが日本語字幕で、この部分だけだとダーシーの世界ではFOX版ピエトロがすでに存在している、つまりダーシーはディズニー版とFOX版の二種類のピエトロが存在することを知っているかのような表現になってしまいます。一方で英語字幕と日本語吹き替えだと中身はディズニー版ピエトロのはずなのに、見た目が変わっているのはなぜだろうとダーシーは考えている表現になります。
この日本語字幕は個人的には変えたほうがいいと思いますね。
次のページから考察レビュー!
*全部重要*第五話を見終えて
20世紀FOX版ピエトロ(クイックシルバー)は同一人物?
FOX版ピエトロが登場しましたが、ここで一つの仮説が生まれます。それは、FOX版ピエトロの中身はディズニー版ピエトロなんではないかということです。
ちなみに『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』では超わかりにくいですが以下のようにピエトロとヴィジョンが同じ場所にいるシーンがあるので、ディズニー版ピエトロはヴィジョンのことを知っているはずです。
なので、第五話ラストでFOX版ピエトロが
あの赤いのは?
といっていることから第五話に出てきたのは中身も外見もFOX版ピエトロということになります。
六角形とインフィニティストーン
まず私は本作はAIMによるインフィニティ・ストーン復活計画説を推しています。詳しくはこちら
前話のレビューでなぜ六角形(ヘックス)なのか?を述べましたが、よくよく考えたらインフィニティ・ストーンの数と一致しているので、そのせい説もありますね。
アグネスの正体はアガサ・ハークネス?
第四話からウェスト・ビューの役名と実名のリストが出てきてますが、今の所アグネスのみ本名がわかりません。
じゃあアグネスの正体は誰か?
これは第一話の時点で自分から言いたかったのに全く気づかなかったのですが、アガサ・ハークネスではないかと言われています。
アガサ・ハークネスはワンダのようなミュータント由来の力ではなく、本物の魔女です。ちなみにワンダヴィジョンの下地になっているコミックにも登場します。
コミックではワンダの師匠だったりするらしいです。
さて、ワンダヴィジョンの予告では以下のように魔女の仮装をしているのですが、
なんと以下のような中世の魔女の格好をしたアグネスが目撃されているそうです!
なのでアグネス=アガサ・ハークネス説はほぼ確定でしょう。
じゃあ彼女はなぜウェスト・ビューにいるのか?その目的について考察していきます。
アグネスとAIM
第一話から本作から六角形(ヘックス/ヘキサゴン/ハニカム)がキーワードでしたので、このマキシモフ事変にはAIMが関わっていることは確定でしょう。(詳しくはこちら)
なので、私の完全なるただの予想ですが、
- AIMがアガサを中世の頃、もしくは近年捕らえる
- AIMはインフィニティ・ストーンを得るためにアガサを使ってワンダを操りウェスト・ビューを作る
- ちなみにインフィニティ・ストーンはワンダがヴィジョンを生き返らせる過程で手に入る
- アガサはAIMに従うふりをして、ワンダの力を強化するために、シットコムで道化を演じている
- なんやかんやあってアガサとワンダはAIMから逃れてハッピーエンド(?)
- ちなみに前話のレビューで述べたようにヘイワード長官はAIMのスパイ
と私は考えています笑
当たるといいですね
色収差の再現度
ワンダヴィジョンはテーマの年代によってルック(映像の見た目)を変えてますね
例えば第一話と第二話は白黒だったり
個人的には第五話のルックの作り込みがすごい好きです。本項で取り上げるのは第五話の色収差についてです。詳細は色収差についてを読んでいただけるといいかと思います
まあ簡単に言えば色収差とはレンズでものを撮る際に、画面端だったり物体の輪郭に現れる本来存在しない色のことです。例えばヴィジョンの髪だったりゆりかごの輪郭だったり会社の同僚達の輪郭です。
それで色収差には大雑把に二種類あって、上記画像だと赤い所が軸上色収差で青が倍率色収差なのかなと思います。
ちなみにイメージャでよくある偽色かなとも思ったのですが、本作の完成度を考えるとフィルムで撮ったが色収差が起きてしまっているような演出をされているのかなと思いました。
ワンダヴィジョンはストーリー以外にも小道具や撮影技法が大変素晴らしく、毎週毎週記事を書くのが大変ですね笑
第六話
第六話についてはこちら!
もう一度やる?
撮り直す?