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【考察・レビュー】『ワンダヴィジョン第3話』(WandaVision)【感想・イースターエッグ】

こんにちは!

今回は1/22(金)に配信されたワンダヴィジョン第三話について注目したいポイントや考察、さらには今後の予想を書いていきます。

本記事では初鑑賞時に気になったことやイースターエッグを簡潔に書いて、最後総評を書いていきます。

ネタバレ注意です

第一話と第二話についてのレビューはこちら!

ワンダヴィジョン各話レビューはこちら!

ワンダヴィジョン各話レビュー

原作&その他

ワンダヴィジョンの原作は、『ヴィジョン1』と『ヴィジョン2』です。このコミックのあらすじは以下です。

人類の殲滅を目論む狂気のアンドロイド、ウルトロンの手で生み出されながらも、創造主に背を向け、正義の列に名を連ねた人造人間“シンセゾイド”ヴィジョン。最も高潔なアベンジャーとして仲間と周囲の信頼を勝ち得てきた彼は、ホワイトハウス付のアベンジャーとして首都ワシントンD.C.に転任したのを機に新たな生活を始める。首都郊外に家を求め、同じく人造人間の妻と娘、息子を迎え、“人間らしい”暮らしを送ろうと決心したのだ。かくして、合衆国の心臓部で働くエリート達が暮らすヴァージニア州アーリントン郡ヒッコリーブランチ・レーン616で、“普通”であろうとする4体の人造人間の暮らしが始まった。しかしある事件をきっかけに彼らの生活の歯車は狂い始める。そして恐るべき悲劇が…元CIA職員という異色の経歴で知られる気鋭のライター、トム・キングによる、奇妙で奇抜で危険なサイコロジカル・ファミリーホラー。21世紀のマーベルコミックスを代表する稀代の傑作がついに登場!

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この原作は非常に高く評価され、数々の賞も受賞されているそうです。

私はお恥ずかしながらまだ読んでなかったのでこれを機会に購入しました。読んでみましたがおんもしろい!文学ですよこれは!

他には2021/1/21発売の『MARVEL大全』というこれを読めばマーベル・コミックのことがかなり分かる本を購入しました。休みの日など少しずつ読み勧めたいと思います。

ページ数は256で短いかと思いきや、大型本なので小学館の昆虫図鑑を想像してもらえるといいかと思います。なので情報量は今までの書籍と比べても段違いかと思います。発売も2021年ですしね笑

第三話『カラー放送』

目立つ六角形

第三話のオープニングではかなり六角形が目立ってましたよね。これやっぱりAIMも関わってそうですよね。

詳しくは以下の第一話&第二話レビューで

パロディはゆかいなブレディー家

第三話ついにカラー放送になりましたね。パロディは1969年から1974年まで放送されていたゆかいなブレディー家(The Brady Bunch)でした

私はこちらのドラマの名前は知っていたのですが未視聴だったのでわかりませんでした…この調子だと

第一話は50年代『アイ・ラブ・ルーシー』

第二話は60年代『奥様は魔女』

第三話は70年代『ゆかいなブレディー家』

第四話は80年代『フルハウス』

フルハウスのミシェル役の双子の姉妹は、ワンダ役の実の姉なので、フルハウスパロディはぜひともやってほしいですね。

第五話は90年代『フレンズ』

第六話は2000年代『ママと恋に落ちるまで』

第七話は2010年代『ビックバンセオリー』

って感じですかね?フルハウスとビックバンセオリーは特に好きなのでパロディされると嬉しいですね。

ルック(Look)の高クオリティ

映像の質感や雰囲気を俗にルック(Look)と言うのですが、ワンダヴィジョンは他のドラマと比べて特に優れていますね。

第一話・第二話の白黒放送時代の荒い感じや、第三話のブラウン管を通した色のあせた感じなど非常に素晴らしいです。

妊娠から出産

第三話ではワンダの妊娠から出産までが描かれます。驚くべきことにワンダはこの工程を数時間で済ませるんですよね。

しかも生まれてきた子供たちはヴィジョンのような赤い肌ではなく普通の人間でした。

ちなみに長男はトミー、次男はビリー

コミックだとヴィジョンとワンダの間にはトーマスとウィリアムでした。色々あってその双子はいなくなってしまいましたが…ちなみにコミックでは魔術を使って双子は誕生しています。

さらにその後『VISION1&2』においてワンダと別れたヴィジョンは自らの手で妻と二人の子供(姉と息子)と犬を作り出します。

隣人ハーブ

隣人ハーブが剪定中にヴィジョン宅の塀も”剪定”するのは笑いましたw

再録のヴィジョン

今にもみんなに秘密がバレそうな気がする

秘密がバレるのを恐れるヴィジョン。

なぜそこまで恐れるのでしょうかね。意味深です。今までのMCUだとワンダとヴィジョンは世間に対して特に能力を隠したりはしてなかったのに…

ヴィジョンはハートさんとのディナー(第一話)や外にいたハーブ(第二話のマジックショーか第三話の序盤のこと?)を口走ります。

そしてこの世界は何かがおかしいことに気が付きます。例えば放送のたびに家や住人たちの設定が変わっていること

そしたら急に30秒ほど前のショットに切り替わります。第二話の終盤養蜂家登場シーンと合わせて考えるとにワンダがこの世界の主であるのは間違いないですね。

CM『ヒドラ・ソーク』

第三話のCMは入浴剤でした。

またしてもヒドラが出てきましたね。

さて、CMのキャッチコピーがどれも意味深なのでそれをご紹介しましょう。

  • 第1話:過去は忘れよう。これが未来です。
  • 第2話:ストラッカーは常に時を刻む。
  • 第3話:すべてを水に流し、自分だけの世界に浸れます。/どこかに逃げ出したいけど、どこにも行きたくないときに。

第一話はワンダの過去のトラウマ(スターク・インダストリーズのミサイルがいつ爆発するのか怯えた)で、第二話と第三話は彼女のルーツ(ヒドラのストラッカーに超能力者にされた)ですね。第四話はなんでしょうか?ピエトロのこと?

消えないコウノトリ

ジェラルディンが訪ねてきた際に、お腹の子どもたちのいたずらでコウノドリが出現。

気になったのはなんでコウノドリが消せなかったのか。私的に考えられるのは以下2点ですね。

  1. 双子が出したから。つまり双子はワンダの支配下には無い?
  2. シットコムドラマのようなコメディキャラをあえて演じている

意味深な町の住人

第三話では住人たちが物語の核心を突くような発言を度々していましたね。

まずお医者さんのスタンさん

医者のスタンさん

こんな小さな町から逃げ出すのは無理なんだ

次に隣人アグネス&ハーブ

アグネス

ジェラルディンはワンダと?

ハーブ

彼女は町に来たばかりだ

アグネス

家族がいない。夫も。家もない

ハーブ

彼女が来た理由は…

俺たちは皆…

彼女が来た理由は後述のジェラルディンの招待で考察します。

特筆すべきはハーブの俺たちは皆…ですね。このセリフなどから考えられるのはこの住人たちの正体は、

  1. ワンダが連れてきて、彼女のおままごとにつきあわされている人間
  2. ここは死後の世界(家族が必要であることや家があることが条件なのは謎)

が考えられますね。しかし、①説だとワンダは完全にヴィジョンを失ったショックでヴィラン堕ちしたことになりますよね…それは結構個人的にはつらい…

ピエトロ

ジェラルディンとの会話でワンダの方からピエトロという双子の兄がいたことが語られます。ちなみに兄ピエトロは『エイジ・オブ・ウルトロン』で子供を守るためにウルトロン軍団に殺されていますね。

その会話で突然ジェラルディンが

ジェラルディン

ウルトロンに殺された。そうでしょ?

と…なぜ彼女はそのことを知っているのでしょうか?MCUの一般人なら誰でも知ってるようなこととは思えませんよね…

ジェラルディンは帰った

ワンダとジェラルディンの関係は不穏に…

ジェラルディンに対し疑心を抱いたヴィジョンがワンダの元に戻るとそこにジェラルディンはいませんでした。

ワンダ?

ジェラルディンは?

もう帰ったわ

急用だって

ワンダがジェラルディンに対して何かしたのはあきらかです。

画面比率は4:3から16:9へ…

ウエスト・ビュー

場所はどこかの広場?

テレビに3原色の意匠がある時空の切れ目からジェラルディンが吹き飛ばされてきます。

ワンダがあの空間から追い出したのは明らかですね。

つまり、あの空間は頭の中だけの空間ではなくて、現実のどこかにある空間であるのは間違いなさそうすね。

画面端では先程の時空の切れ目のようなものに覆われたグラウンドが…

エンディングは『Day Dream Believer (デイ・ドリーム・ビリーバー)』

第三話エンディングはAlalaの『Day Dream Believer (デイ・ドリーム・ビリーバー)』でした。

日本でも多くの方にCoverされている曲で”ずっと夢を見て”というフレーズが有名ですね。

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